<散歩道>宮川源流の探訪

                                             トップページに戻る

瀬戸橋から宮川源流関ヶ谷市民の森までの道程を下図に示した。

瀬戸橋、関が谷市民の森の間の宮川沿いには大手スーパー イオン、アピタ、OK、そして八景の1つ
小泉夜雨の手子神社、釜利谷小川アメニティを経由して関が谷市民の森に至る。健脚でなくとも
景色を楽しみながらまた休憩にはスーパーを利用できる美しくまた変化に富んだ約1時間4kmの行程です。

 

出発点:瀬戸橋 宮川は瀬戸橋をくぐって平潟湾にそそぐ。源流の1つが関が谷市民の森にある。
宮川の瀬戸橋から平潟湾、野島、乙舳海岸、近くに琵琶島を見ることができる。金澤八景の”野島の夕照””乙舳の帰帆””平潟落雁”瀬戸の秋月”の四景に思い至る。

金澤八景 野島の夕照

 

琵琶島 千代本楼 船宿(弁天屋、荒川屋)の間が宮川河口

 

現在の野島 平潟湾 湾岸モノレール、無数の釣舩

 

京急金沢八景駅から16号線(モノレールの方)に降りて、16号線を左折横浜方向へ交差点瀬戸神社前を右折すれば、
すぐに船宿間の瀬戸橋にいたる。ここが出発点だ。
この前に瀬戸神社に参り、琵琶島に行くのも一興。出発点の瀬戸の景観を楽しんだ後は、瀬戸橋から右側を歩けばすぐに
姫小島水門跡に着く、16号線横須賀街道を少し歩き交差点を渡り姫の島講演を過ぎて橋を渡ると左手にイオンスーパー、これから道路上に降りてここから宮川沿いにアピタスーパー、OKストアを右に見て手子神社前を過ぎて、宮川を左手に川沿いに交差点を直進し釜利谷小川アメニティ通路を小川沿いに進んで関が谷市民の森に入っていきます。
以下写真にガイドされて源流に向かいましょう。

金澤八景 乙舳の帰帆

 

現在の平潟湾、野島、乙舳海岸

 

金澤八景 平潟落雁

 

現在の瀬戸橋

 

金澤八景 瀬戸秋月

 

「瀬戸橋」は嘉元3年(1305)に鎌倉幕府の北条貞顕の命により架けられた海上橋
瀬戸橋と東屋  絵:長谷川雪旦(国立国会図書館蔵)

 

宮川沿いに関ヶ谷市民の森の源流まで約1万歩さあ楽しく歩いて行こう。
金澤八景 小泉の夜雨

 

雨の小泉の手子神社前の宮川 昔は湾の最奥の海であった

 

歩きはじめ
出発点の瀬戸橋 まさに河口の上にあり2軒の船宿の間にある

 

2020年9月21日 曇り時々雨 かなり涼しくなり歩くのに快適。
雨は予測できるが小泉の雨を期待して10時5分 瀬戸橋から
宮川沿いに源流関ヶ谷市民の森を目指す。
平潟湾を背に宮川の右岸を上流へ歩く、レンガ敷きのシックな道です。

 

出発点から数分で姫小島水門跡に着きます。
1785年永島家六代目段右衛門が造った新田開発のための水門。
満潮はせき止め、干潮は解放で開閉、1993年に形を復元。
姫小島は照手姫がこの島で松葉いぶしの難に遭ったことを土地の人が哀れみ姫小島と呼ぶようになったそうです。
島であったとは現在想像するのが難しいようです。(照手姫の伝説)
小栗判官と照手姫の物語は古くから浄瑠璃や芝居の取り上げられている。
昔戦いに敗れた判官を助けようと照手姫が朝比奈を超えて六浦港に向かう
ところ追手に捕らえられ油提というところで川に投げ込まれた。
数日後乳母の侍従が姫を探し油提まで来て悲しみのあまり川に飛込み自殺してしまいました。
この川を侍従川と呼び、持っていた化粧道具にちなんでこの場所を油提と呼ぶようになりました。
一方照手姫は千光寺の観音様に助けられ野島の漁師の家に連れて行かれました。
漁師の妻は嫉妬深く照手姫を松の木にしばりつけいぶり殺そうとしました。またもや観音様に助け出され、
その後小栗判官と再会夫婦となって幸せな日々をおくりました。
この水門跡の場所がいぶしの場所です。

 

水門跡を過ぎて左側の16号線に出て図書館を右手に見て交差点を渡り、
姫の島公園を過ぎて宮川を渡るとイオンスーパーに出ます。

 

イオンでトイレ休憩またはレストランもたくさんあるよ

 

このイオンスーパー前の横断歩道を渡って宮川左岸を登って行く。


宮川左岸アパート群の間を上流へ
宮川を右に見て 交差点をから2番目この橋の次の橋を右岸に渡る

 

京浜急行金澤検車区、最初の橋を過ぎ2番目の橋の前あたりと京浜急行の大きな車庫がある。
電車好きには堪能できる眺めです。この2番目の橋を渡り右岸の道路に出る。   

 

2番目の橋  この鳩のくつろぐ橋を渡って右岸に出て宮川沿いを次の端まで行く。 



少し歩きこの空中橋を超えて京急線の左側に出る。




空中橋から八景駅側(横須賀側)を見ると車庫を含む15路線を見ることになる。

 

金沢文庫駅側を見れば京急線は金沢文庫駅で2路線駅が普通上下線、
2路線が急行、特急上下線 計4路線となる。
ここで京急線は宮川とクロスしている。
左手の道路はこれから歩く道、その向こうに見えるのがアピタスーパー。

 

金沢文庫駅側への道、空中橋突き当り右折して進んで宮川沿いの道に出る

 

空中橋から道路に降りる階段を降りてこの道をアピタ方向に進んでいく

 

宮川沿いの道 横浜市大前から手子神社までの車道。車道に出たらアピタスーパーの方向に進む

 

最初に出会う横断歩道を渡り宮川の横の歩道を進んでゆく

 

宮川の川面が見える歩道、対岸は文庫駅駐輪場、大きな建物はOKストア

 

ここからの宮川には鵜や鴨など、いろんな動物が観察できる。
このあたりから水中にボラ、鯉の姿を見ることができる。アブラハヤ、フグなど海水魚と
淡水魚が一緒に泳いでいるのがよく見られる。

 

宮川沿いに川の中を観察しながら、交差点金中橋を割り直進していく。

 

対岸に見えるOKストアを過ぎて橋を渡り 左岸を川沿いに進んでゆく。

 

宮川左岸道をOKスーパーを過ぎたところの橋を渡って右岸に出る。

 

渡った橋に魚の飾りが張り付けられている。この川にはたくさんの魚が観察できる。
左に見えるはOK、アピタ両スーパー、対岸は金沢中学校です。

 

宮川を泳ぐボラ、川を見ながら右岸を進んでいく。

 

宮川右岸の手子神社まで続く歩道

 

左側に手子神社の小山が見える小泉。火野正平も「とうちゃんこ」で来たこともある
クリエイト横の宮川を過ぎ、車道を横切って手子神社前まで進んでいく。

 

手子神社前の雨の宮川
車道を横切り、手子神社前を通り、橋を渡って車道に出て直進する。
雨はかなり降っていたが広重ような雨は写真では難しい

 

小泉の夜雨 ”かぢまくら とまもる雨も 袖かけて 涙ふる江の むかしをぞ思ふ” 京極高門 

 

手子神社

 

渡る橋から手子神社を振り返る。
手子神社の目の前の橋を渡って左折して交差点を直進する。

 

宮川沿いに交差点を直進して川をのぞけば鯉、亀、色とりどりの大きな鯉の群れが見られる。

 

亀が泳ぐ微笑ましい光景

 

直進した道は少し狭く、すぐに二手に別れるが橋を渡らずあくまで宮川沿いに右手の道を進む。

 

このあたりの川中の緋鯉たち。ここで宮川は海とはへだたり淡水魚しか見られなくなる。
これより上流に入る。川から小川に変わるともいえる。

 

釜利谷 小川アメニティ



川が終わり小川アメニティになる。急に水量が増減するわけでなく小川アメニティの下に本流がある。
鯉のいるところで2つの流れが合流している。
ここから約1kが緑と花と水に彩られた道を進む。


 

小川と散策路

 

ここから始まる約1㎞の水と緑と花の細長い公園です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

車道を道なりに少し行くと直進する坂道と左折する3差路にやってくる。
左折すれば市民の森に至り、直進すると山の手町内に入り左手に山の手自治会館がある。
登り切ったところが関ヶ谷町で左手に辻公園があり、広いバス通りに行きつく。
左に行けばバスの終点、野村住宅センター前、右に行けば西小前バス停。

 

左折してすぐに3差路になるが左側に行きまたすぐに右折する。
これが関が谷市民の森の坂本町側入口です。

 

坂本町側入口

 

自動販売機と白い家の間にのある道に入る。
左に行ってすぐのこの道を右に曲がると関が谷市民の森に入れる。
車がようやく通れる細い舗装道路です。
ハウス農園がある間を通り抜けると宮川源流の小川がある。
この小川を数分歩いて行けば源流に行きつく。
まっすぐ行くとすぐに小川を横切るがこれも同じ源流で山裾を通り正しい道で会う小川です。                     右手に坂本町内会館右手に坂本町内会館がある。この道から入れないので引き返してください。

 

右に曲がってすぐの細い舗装道路に入ると山が見えるのが関が谷市民の森。
道路際にビニールハウスが見える。道路が90°右にカーブしたところで原流の小川に会う。

 

細い舗装道路なりに数分歩くと舗装が終わり、U字溝の柵のない小川になる。
この小川沿いに舗装のない山裾の道を進んでいく。
ここで行き当たる山が2.2ヘクタールの関が谷市民の森です。
数分でまさに宮川源流に行きつきます。

 

 

 

 

 

 

 

源流への道  ほたるの里入口が小さく見えてきた。いこいの広場には東屋もある

 

ほたるの里に到着した。左側は関東学院大学の森、右側が関ヶ谷市民の森。 
100人以上受け入れられる、いこいの広場がある。

 

山に入って行く源流  源流はこの山から湧き出している。道は小川の右側になる


 

宮川の源流  いよいよ最終地点がまじかに迫って来た。
この一帯にほたるが生息している。

 

源泉が見える。道の左側に小川が流れている。湧き水を池に貯めて流しているため
年中水が涸れることはない。

 

源泉と地下水を供給している山林。宮川の流れはここから始まる。
この池に山林からの地下水が流れ込んでいる。
宮川河口の瀬戸橋から関ヶ谷市民の森、ほたるの里まで約4kの道程であった。

トップページに戻る