2003年(平成15年)10月横浜市立釜利谷南小学校4年生(当時)児童全員の熱烈な呼びかけでスタートした”ほたる復活大作戦”が最終段階で自然の復元で資金難から立ち止まってしまった。実現まで長期間かかるため、長期計画と名付け具体的な段階に入るまで、心の空洞化を防ぐためクラブ活動と位置づけ活動した。又、具体的な計画が実現した段階で愛護会員中心となり、広く地域住民に参加を呼びかけ「ほたる自然環境復元」計画とした。
(1)ターニング・ポイント
2006年7月に横浜ほたるの会の団体会員となり、直接支援を受けられるようになった。これと相前後して自宅でほたるの飼育をしている方が当愛護会に入会、一気にほたる復活の現実味が帯びてきた。
「ほたる復活クラブ」の中であらたに「ほたるの飛ぶ森プロジェクト」を立ち上げ、それぞれの特技を有効に活かせるグループを核として、2008年(平成20年)夏の飛翔を目指して取り組み2007年“ほる復活元年”と位置づけた。
(2)役割分担の見直し
<見直し前>
<見直し後>
(3)ほたるの里計画予定地
人工衛星から見た「ほたるの里」
「ほたるの里」見取図
(5)環境創造局への現地説明(2006年8月29日)
愛護会から「ほたるの里」の原案を作成、環境創造局に現場の説明を実施。又、環境創造局関係部署から6名の職員の方が暑い最中来て頂き、専門的なご意見を聞く事が出来、大変有意義な話を聞くことが出来ました。上の写真は湧き水の状態
2006年9月9日より、愛護会有志による「ほたる幼虫」の分散飼育がスタートしました。
又、釜利谷南小学校の児童たちも飼育道具が揃った時点で、丸茂先生から分けて頂いた源氏ほたる、平家ほたる各150匹飼育をスタートしました。
(7)06年9月16日 作業開始
ほたるの里の一番奥に位置する“放水用水池”の掘削作業。深さ80cmまで掘削する
第一日目の作業終了後、何条かの湧き水が連続的にU字溝に注いでいる(矢印箇所)
10mくらい川下の箇所。ここで堰き止める。次回は9月30日の予定
(8)ほたるの里完成予想図
「ほたるの里」のネーミングも完了しました
1.追越の池: 雨水、湧き水の溜め池となります
2. せせらぎ:源氏ほたるの幼虫を放流します
3.平家ほたるの池: 平家ほたるの幼虫を放流します
(10)「ほたるの飛ぶ森」プロジェクト立ち上げ
素掘りの池の貯水状態が確認出来たので、本格的な工事にかかるべく「ほたるの飛ぶ森」プロジェクトを2005年9月に立ち上げ、設計、仕様書作成、資金調達と具体的に動きました。
資金調達は、(財)都市緑化基金第7回「花王・みんなの森づくり活動助成」に2006年10月末に応募し同基金より、2007年2月1日付で内定通知を頂きました。
① 助成期間 2007年(平成19年)3月1日から2008年(平成20年)3月20日まで
② 助成内示金額 ¥972,500円
ほたるは、環境のバロメーター」とほたる復活を夢見てがんばってきた子供たちのために、土木作業などしたこともない会員有志が、ほたるの里建設に敢然と挑戦し、2007年(平成19年)6月3日には釜利谷南小学校の校長先生ほか児童も含め100余名の関係者による平家ほたる幼虫の放流実施までに漕ぎ着けました。